時々、映画好き
帰宅したら、ナミア雑貨店の奇蹟が放送されていました。
東野圭吾さんの小説が原作となった2017年の映画です。
児童養護施設で育った3人の青年が泥棒に入り逃げ、ナミア雑貨店に身を隠します。
お店のポストで身の上相談を受けていた店主への30年前の手紙を彼らが受け取り、現在の時制から遡り答え続けて相手を経済的に豊かにして行きます。
盗みに入ったのは、施設を乗っ取ろうとしていると噂がある、自分が相談に答え続けていた相談者の女性の家でした。
3人の青年は施設で自分の夢を思い出し、施設の噂はうわさどうりではなかったのですが。
児童養護施設で育った人達そして関わった人達のストーリーに重みがあり、時が行きつ戻りつしていて、見ていて混乱しますが、そこが面白いところでもあります。
きっかけがありプロセスがあり結果がある、全ては奇蹟ですが、人は思い込みと勘違いに右往左往しているから、感情がアンコントロール状態になるのかも知れません。
見た目は限られた人のつながりですが
時空を超えた全ての人がつながっているような気がしました。
全ては自分が決断して獲得しているのですが、誰かや何かのせいにすることなく、失敗や間違いなどエラーを受け取れると、本来の自分に近づいていけるのかも知れません。
テレビで観た映画は、いくらかカットされているので、エラーに対する人のあたたかさが端折られていて残念でしたが、映画館で観ていたのを思い出して補いました。
映画館に行かなきゃ。